『比較家族史研究』第6号(1991)

論説
 山中 至「芸娼妓契約の法的効力
 中野英子「出産力調査からみた『子ども』
特別寄稿
 M.ミッテラウアー(森謙二・訳)「ヨーロッパ的家族発展——個人化と自己同一性
 森 謙二「〔解説〕ミッテラウアー教授に接して——『比較』の視点
特集/女性と財産
 野村育世「中世における後家相続——『鎌倉遺文』を素材として
 大口勇次郎「近世庶民女性の財産——豪農妻女の金融活動
 近藤佳代子「明治前期の夫婦財産関係
 中込睦子「家族と私財——私財の諸形態
 波平恵美子「『家』の変貌と女性の財産をめぐる変化
 小石侑子「現代アメリカにおける夫婦財産契約の意義
 鵜川 馨「イギリス十八世紀の地主家族における女性と財産
 稲本洋之助「フランスにおける夫婦財産制改正の歴史的意義
 中込睦子「「女性と財産」文献目録——民俗学分野を中心に
追悼
 矢野達雄「熊谷開作先生の人と学問」