6/16(土)~17(日)比較家族史学会研究大会
比較家族史学会研究大会第54回大会
【日 時】2012年6月16日(土)~17日(日)
【会 場】 京都大学芝蘭会館稲盛ホール(京都大学吉田キャンパス医学部構内)
〒606-8501 京都市左京区吉田近衛町京都大学医学部構内
電話 075-753-9336(芝蘭会館事務室)
※京都市バス 京大正門前バス停下車南西へ徒歩2分
京阪電車 神宮丸太町駅下車北東へ徒歩10分
URLhttp://www.med.kyoto-u.ac.jp/siran/kotsu.htm
【連絡先】 京都大学大学院文学研究科 グローバルCOE事務局
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
e-mail intimacy@socio.kyoto-u.ac.jp 電 話 075-753-2734
URLhttp://www.gcoe-intimacy.jp/
【参加費】 会員・学生1,000円、非会員2,000円
【懇親会】 5,000円 レストラン「しらん」
◆プログラム
6月16日(土)
【受付開始】 9:30~
【会長挨拶】 高木侃(専修大学) 10:00~10:10
【自由報告】
報 告 (1) 10:10~10:50
中島満大(京都大学)
「近世後期海村の結婚・離死別・再婚―肥前国野母村を事例として」
報 告 (2) 10:50~11:30
戸石七生(東京大学)
「幕末相模国大住郡横野村における養子縁組―近世近代日本の家・村・百姓株」
【総 会】 11:30~12:00
【昼食休憩】 12:00~13:00
【シンポジウム】 (使用言語:英語・日本語、同時通訳あり)
「アジアの家族と親密性―アジア家族研究の共通基盤形成」
趣旨説明 落合恵美子(京都大学) 13:00~13:30
報 告 (1) タネート・ワンヤンナワー(タマサート大学:タイ)
「家族イデオロギーと国家」 13:30~14:00
コメント(1) 林研三(札幌大学) 14:00~14:10
質疑応答 14:10~14:30
報 告 (2) 殷棋洙(ソウル国立大学)「家父長制と父系制」 14:30~15:00
コメント(2) 米村千代(千葉大学) 15:00~15:10
質疑応答 15:10~15:30
【休 憩】 15:30~15:40
報 告 (3) パトリシア・ウベロイ(開発途上社会研究センター:インド)
「性愛」 15:40~16:10
コメント(3) 八木透(佛教大学) 16:10~16:20
質疑応答 16:20~16:40
報 告 (4) グエン・フウ・ミン(ベトナム社会科学院)「結婚と離婚」
16:40~17:10
コメント(4) 浜野潔 (関西大学) 17:10~17:20
質疑応答 17:20~17:40
【懇親会】 会場 レストランしらん 18:00~20:00
6月17日(日)
【シンポジウム 2日目】
【午前の部】
報 告 (5) 落合恵美子(京都大学)「ケア・レジーム」 10:00~10:30
コメント(5) 田渕六郎(上智大学) 10:30~10:40
質疑応答 10:40~11:00
報 告 (6) キャロライン・ソブリチア(フィリピン大学)「ジェンダー」 11:00~11:30
コメント(6) 三成美保(奈良女子大学) 11:30~11:40
質疑応答 11:40~12:00
【昼食休憩】 12:00~13:00
【午後の部】
報 告 (7) 長坂格(広島大学)「フィリピン」 13:00~13:30
報 告 (8) 侯楊方(復旦大学:中国)「中国」 13:30~14:00
報 告 (9) 伊慶春(中央研究院:台湾)「台湾」 14:00~14:30
コメント(7) 藤井勝(神戸大学) 14:30~14:45
質疑応答 14:45~15:05
【休 憩】 15:05~15:20
討 論 15:20~17:00
【閉会挨拶】 17:00~17:10
【閉 会】 17:10
運営委員:落合恵美子(運営委員長)、廣嶋清志、米村千代、森本一彦
共催:京都大学大学院文学研究科グローバルCOE「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点」
京都大学大学院文学研究科アジア親密圏/公共圏教育研究センター
◆シンポジウム概要
「アジアの家族と親密性―アジア家族研究の共通基盤形成」
京都大学グローバルCOE「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点」では、アジア地域の家族研究の共通基盤形成をめざして、海外パートナー拠点の研究者と協力して、『アジアの家族と親密性』と題した7巻の英語シリーズ出版のための作業を続けている。本シリーズは、アジア9社会(日本、韓国、中国、台湾、ベトナム、フィリピン、タイ、インドネシア、インド)の国内学界においてもっとも重要で影響の大きかった著作を収集し精選して英訳し、アジア地域の相互理解とアジア以外の地域の学生・研究者のアジア理解に資することを目的としたものである。地域言語で書かれた文献を優先するが、英語がおもな研究言語となっている社会ではそのかぎりではない。
シンポジウムには、各社会の編集委員をお招きし、まずテーマ別の6巻の編者から、それぞれテーマについての地域横断的な俯瞰と複数の社会に共通する重要トピックについて報告していただき、その後、いくつかの社会を選んでそれぞれの研究状況や関心のありかたを論じていただく。全体としてアジアにおける家族と親密性のありかたの多様性と共通性を明らかにし、とくに共通性がいかなる歴史的背景によりどのような論理で形成されてきたかを検討したい。
編集作業を通して、他の社会の研究者は日本の家族研究の独自の蓄積の厚さに強い印象を受けたとおっしゃっている。まさにその日本の家族研究を作り上げてきた比較家族史学会の会員との内容の濃い対話の場が生まれるようにしたい。
(落合恵美子)