小池誠・施利平編著『家族のなかの世代間関係』(既刊)

家族のなかの世代間関係

家族研究の最前線5

家族のなかの世代間関係 子育て・教育・介護・相続

著者:比較家族史学会監修/小池誠・施利平編著
定価:本体5000円+税
ISBN:978-4-8188-2578-9
判型:A5判
頁:352頁
刊行:2021年01月
日本経済評論社

内容紹介

これまで別々に議論されてきた親世代による子世代の養育と教育/子世代による親世代の扶養と介護を一つの枠組みで捉え直す新たな試み。世界の世代間関係から家族のかたちを再考する。

目次

 序 章 なぜ世代間関係を問題にするのか 小池 誠
第1部 日本における歴史的展開
 第1章 近世大名家家族をめぐる世代間関係  根本みなみ
 第2章 明治民法下の世代間関係の理念と実相 宇野文重
 第3章 老親介護をめぐる扶養・相続(寄与分)制度の意義 冷水登紀代
第2部 現代日本の家族
 第4章 日本農村高齢者の住まいと生活 水嶋陽子
 第5章 壮年世代の老親介護意識にみる世代間関係と性別分業 中西泰子
 第6章 未婚・離死別女性の親子関係からみる現代日本の世代間関係 村上あかね
第3部 変化する東アジアの家族
 第7章 中国農村部の世代間関係と都市化の影響 施利平
 第8章 伝統と現代、独立と依頼 鄭楊
 第9章 韓国の高齢者と世代間関係 金香男
第4部 世界の多様な家族
 第10章 現代スリランカにおける社会保障手当と老年扶養 中村沙絵
 第11章 アフリカの高齢者ケアをめぐる「三つの神話」を問い直す 増田研
 第12章 個人的な住宅 髙橋絵里香