査読規程の公開

比較家族史学会『比較家族史研究』査読規程

                2016年6月17日制定

1.査読の目的

比較家族史学会は、学会誌『比較家族史研究』に掲載される「論文」、「研究ノート」、「資料紹介」等が学術論文にふさわしい高度な水準を保ちうるように、査読の制度をおく。本制度の運営は、編集委員会が責任を負う。

2.査読者の選定

編集委員会は、投稿された「論文」、「研究ノート」、「資料紹介」(以下、論文等という)1編につき原則として2名以上の査読者を選定する。査読者は匿名とし、査読者名は公開しないものとする。

3.査読方法

1)査読者は、査読対象論文等に対して、以下の各審査項目についてA~Cの評価を下す。
[審査項目]
1.執筆要領に適合しているか
2.研究目的は明確であるか
3.研究目的に照らして研究方法は適切であるか
4.使用されている概念・用語は適切であるか
5.調査方法・分析が適切で、結果は明確であるか
6.資史料の読解・分析が適切で、結果は明確であるか
7.論旨の展開には一貫性があるか
8.新しい知見が含まれているか

2)各審査項目を評価する際の評価基準は以下の通りとする。
[評価基準]
A 適切:特段の問題がなく投稿者の記述でよいと判断されるもの。
B 不適切:不明瞭な記述等がみられると判断されるもの。
C 非該当:投稿された論文の性格上、その審査項目が点検・判断の対象 とならないもの。例えば、調査を行っていない研究であれば調査に関する審査項目は非該当になる。

3)査読者は、各審査項目の評価結果に基づき、当該論文等が学会誌『比較家族史研究』への掲載にふさわしい水準に達しているかどうかについて、以下の①~④のなかから一つを選び、最終的な判定結果を示す。
[最終的な判定結果]
①無修正で掲載可
②修正後掲載可
③修正後に再査読
④掲載不可

4.掲載の決定

編集委員会は、査読者による査読結果を十分に斟酌して、掲載の可否を決定しなければならない。査読者の見解が異なるときは、原則として編集委員会よりさらに1名の査読者を指定し、その査読結果を斟酌して編集委員長の責任において掲載の可否を決定しなければならない。